「10年後の」民主党に期待します(2)
それと、現執行体制に「思想が無い」とは言いませんが「浅い」とは感じます。目先のこと、小手先のことしか考えていない様子がありありと伝わってきます。学生時代は数学と英語とスポーツは得意だったという感じ。見るからにスマートでカッコイイ。教え込まれた事柄についての正確な反復と高速演算の能力は高い。体脂肪率が低くて、テレビ映りがよい。しかし、思想家然としたところがほとんど無い。
もし「官僚に頼らない政治」を本気でめざしておられるなら、すなわち、「事情通の方々に原稿を書いていただくことを前提としない政治」を本気で実現したいと思っておられるなら、もっともっと自分の頭と心で考えなくてはならないはずです。付け焼刃では何も切れません。国会議員自身が思想的に「深い」ものを持たなければ。
私の思いを率直にいえば、政治を行う人は「組織神学」を徹底的に勉強すべきです(政治には組織神学が「役に立つ」とはっきり言ってくれる佐藤優さんを応援しています)。
「組織神学」を学ぶ以外に政治に関する真の意味での「深い」問題解決はありません。教会と神学が二千年来教えてきたことは「神の法(ロー)」であり、「神の統治(ポリティクス)」であり、「神の経綸(エコノミー)」であり、「神の弱者救済(エイド)」です。法と政治と経済と福祉は「三位一体の神の視点から」徹底的に考え抜かれる必要があります。その神に愛と恵みと喜びがあるのですから、政治のめざすべき目標もまた、愛と恵みと喜びに満ちた社会と個人なのです。それが我々キリスト教会の確信です。
10年後の民主党が「キリスト教民主党」になっているというような妄想を抱いているわけではありません。それどころか、10年後の日本に「キリスト教会」がなおきちんと立っているかどうかのほうを心配しなければなりません。
しかし、10年後の政権与党担当者に期待していることは「神学をしっかり学んだ政治家」であってほしいということです。神学は「誰でも取り組むことができる」という意味で普遍的なものです(「説教と神学は誰でもできる」参照)。そしてきちんと勉強するにはどんなことでも10年かかる。つまり、今から猛勉強を始めていただけば10年後には使い物になるでしょう。そういう人を私は陰ながら応援したいと願っています。
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