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2008年11月

2008年11月28日 (金)

ファン・ルーラーにおける人間的なるものの評価

このたび『季刊 教会』最新号(第73号、2008年冬季号、日本基督教団改革長老教会協議会教会研究所発行)に、ファン・ルーラーに関する以下の二つの文章が掲載されました。

ファン・ルーラー「キリスト論的視点と聖霊論的視点の構造的差違」(牧田吉和訳)

関口 康「ファン・ルーラーにおける人間的なるものの評価」

後者は、日本基督教団改革長老教会協議会教会研究所主催第8回研究会(2008年6月30日、於日本基督教団洗足教会)での講演の内容をまとめ直したものです。神戸改革派神学校紀要『改革派神学』最新号(第35号、神戸改革派神学校60周年特別記念号)に掲載された拙論「説教・教会形成・政治参加、そして神学――A. A. ファン・ルーラーの『教会的実践』の軌跡――」と合わせてお読みいただけますとうれしいです。

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国際ファン・ルーラー学会に出席します

来月12月10日(水)にオランダで開催される「国際ファン・ルーラー学会」(ファン・ルーラー生誕100年記念シンポジウム、会場:アムステルダム自由大学)の主催者から私宛てに招待状が届きました。驚き、また光栄に思いましたので、私も出席することにしました。出席を決意した時点(今月の初めのことでした)ではパスポートさえ持っていない状態でしたので、準備に少し手間取りましたが、なんとか整えることができました。学会の中で短時間ながら「日本からのメッセージ」(Message from Japan)と題するスピーチをさせていただけることになりました。オランダ国内からはもとより、ドイツ、アメリカ、南アフリカなどから集結した碩学たちの前ですので、当然ですが緊張するでしょう。原稿は自分で書き、それを日本語が堪能なアメリカ人宣教師に英訳していただきました。費用については松戸小金原教会の皆さんが「学会参加支援カンパ」を始めてくださいました。このようなうれしい日を迎えることができましたことを、感謝しています。旅程は、12月8日(月)正午に成田を発ち、午後4時30分ごろ(現地時刻)にアムステルダム・スキポール空港到着。学会の前後(火曜日、木曜日、金曜日)にはファン・ルーラーゆかりの地(出身教会や出身大学、勤務した教会や大学など)を巡ろうと思っています。そして、12日(金)午後7時(現地時刻)アムステルダムを発ち、翌13日(土)午後2時30分ごろ成田に帰ってくる予定です。14日(日)には、もちろん松戸小金原教会で説教を行います。現地では留学中の先生たち(野村信教授、石原知弘牧師、青木義紀牧師)と感動の再会を果たしたいと願っています。帰国後はできるだけ詳しい報告をさせていただくつもりですので、ご期待ください。なお、「国際ファン・ルーラー学会」のプログラムの内容が最初に公開されたものから少しずつですが動いているようです。おそらくは、ご苦労なことに主催者が調整に走り回っておられるところでしょう。最新情報はhttp://www.aavanruler.nl (「Events」→「Internationaal Van Ruler Congres」→「Programma」をクリック)に公開されています。カルヴァン神学校(アメリカ)のジョン・ボルト教授も急遽、「ファン・ルーラーとセオクラシーをめぐる近年のアメリカの議論について」という講演をなさることになったようです。

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2008年11月17日 (月)

国際ファン・ルーラー学会が開催されます

国際ファン・ルーラー学会

○日時 2008年12月10日(水)

○場所 アムステルダム自由大学講堂 De Boelelaan 1105 Amsterdam

○主催 アムステルダム自由大学神学部
      アムステルダム自由大学オランダプロテスタンティズム歴史文書センター
       オランダプロテスタント神学大学
       ファン・ルーラー協会

神学者アーノルト・アルベルト・ファン・ルーラー(1908~1970年)の生涯と著作をみなおす協議会を行うべきであるという関心が高まっています。その協議会がファン・ルーラーの誕生日である2008年12月10日(水)にアムステルダム自由大学の講堂で行われることになりました。

ファン・ルーラーは、オランダ改革派教会(NHK)の牧師として、ユトレヒト大学の教授として、著述者であり講演者として、常に独特の音色を奏で、第二次世界大戦後の四半世紀間のオランダ改革派教会の内外に多大な影響を及ぼしました。彼は戦後の教会と文化における明るく前向きな姿勢と正統的な改革派神学との関係を知っていました。そのことが、オランダ改革派教会(NHK)の1951年版『教会規程』に及ぼした彼の影響の中に、彼のセオクラティック(神政政治的)な思想モデルの中に、救済と存在とを造形的に生き生きと結びつけることの中に、具体的に表れています。

本協議会においては、ファン・ルーラーの著作と生涯の諸側面が議論されます。彼の国内的・国際的影響、彼の神学的主題、オランダ改革派教会(NHK)における彼の立場ならびに他の教団・教派や思想的潮流との関係など。ファン・ルーラーの著作を知る国内外の精鋭たちが、発表の任を喜んで引き受けてくださいました。

入場は無料です。休憩時のコーヒー、紅茶も無料です。

昼食はアムステルダム自由大学の学生食堂を各自負担で利用していただけます。

○プログラム

〈全体講演〉

10.00「開会の辞」
    G. ハーリンク教授 Prof. dr. G. Harinck

10.10「ファン・ルーラー神学の概要」
       A. ファン・ド・ベーク教授 Prof. dr. A. van de Beek

10.40「教会と文化においてキリストが形をとること:ファン・ルーラーの想い出」
    J. モルトマン教授 Prof. dr. J. Moltmann

11.30 休憩

11.50「実践神学におけるファン・ルーラーの位置づけ」
    F. G. イミンク教授 Prof. dr. F.G. Immink

12.20「ファン・ルーラーと聖霊論」
    C. ファン・デア・コーイ教授 Prof. dr. C. van der Kooi

12.50 昼食

〈分科会〉

13.50「ファン・ルーラーと改革派スコラ神学」
    W. J. ファン・アッセルト教授 Prof. dr. W.J. van Asselt

13.50「ファン・ルーラーとセオクラシーの幻」
    J. P. ド・フリース氏 Drs. J.P. de Vries

13.50「ファン・ルーラーと積極的教会規程」
    P. ファン・デン・フューフェル博士 Dr. P. van den Heuvel

13.50「ファン・ルーラーと『真のカルヴァン』:改革派的伝統の行方」
    C. ロムバルト教授 Prof. dr. C. Lombard

〈分科会〉

14.30「オランダ改革派教会(NHK)におけるファン・ルーラー」
    G. ファン・デン・ブリンク教授 Prof. dr. G. van den Brink

14.30「オランダの改革派信徒へのファン・ルーラーの受容」
       M. E. ブリンクマン教授 Prof. dr. M.E. Brinkman

14.30「ファン・ルーラーとウルトラ保守派」
    W. J. オプ・トホフ教授 Prof. dr. W.J. op ’t Hof

14.30「ファン・ルーラーとアメリカ改革派教会(RCA)」
    A. J. ジャンセン博士 Dr. A.J. Janssen

15.00 休憩

〈全体講演〉

15.30「ファン・ルーラーの神概念:最高度に時宜にかなったそれ」
   L. J. ファン・デン・ブロム教授 Prof. dr. L.J. van den Brom

16.00「ファン・ルーラーにおける喜び」
   D. ファン・ケーレン博士 Dr. D. van Keulen

16.30 オランダ日報社刊『古典の光』シリーズに収録されたファン・ルーラーの代表的著作の紹介

16.40 茶話会

○より詳しい情報をお知りになりたい方は、以下までご連絡ください。
 アムステルダム自由大学オランダプロテスタンティズム歴史文書センター
 電話 (020) 5985270 電子メール hdc@ubvu.vu.nl

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